全国支院布教所「一斉清掃奉仕の日」
10月23日(日)秋晴れの下、育成委員会企画による「全山一斉清掃奉仕の日」
が開催されました。心配されていた天気ですが、今年は晴天に恵まれ、
子供4名を含む総勢22名が清掃奉仕に参加されました。
午前10時よりお勤めをした後、青年会会長より当日のプログラム内容の説明が
ありました。当支院では、支院周辺と向かいの西武百貨店周辺から
JR高槻駅前に至る両側の歩道を4グループに分かれて清掃させていただきました。
清掃内容は、ゴミ拾い、落ち葉拾い、草抜き、溝掃除などでした。
なお、特に具体的な清掃中の努力目標として、「道ゆく人と目が合ったら、
笑顔で挨拶する」、「国土成仏を祈願して、常にお題目を唱えながら
掃除させていただく」という目標を掲げました。
説明の後、皆さん法音寺の法被を着用して、思い思いの掃除道具を手にして
街に出て行かれました。お寺の法被を着て掃除をすることで地域の方々に
高槻支院というお寺の存在をアピールすることもこの活動の一つの狙いです。
約1時間の清掃奉仕は、皆さん没頭されていたのであっという間では
なかったでしょうか。持ち寄ったゴミを「燃えないゴミ」と「燃えるゴミ」に
分別した後、玄関前で記念の集合撮影を撮りました。
昼食後、イエローハットの創始者、鍵山秀三郎さんが全国で推進されている
「トイレ掃除と街頭清掃」に関するDVDが上映され、改めて掃除の持つ意義や
効果について学ぶことができました。この後、参加された皆さんの感想を
聞いてみましたので、その一部をご紹介します。
「去年は恥ずかしいという気持ちがありましたが、
参加することが一番大事だということがわかりました。」
「やらされている掃除と自分から積極的に参加する掃除とでは
気持ちが全然違うことに気づかされました。」
「今まで家の周りを一人で掃除していたが、今日はみなさんと一緒に
掃除することができてとても楽しかった。また来年も参加したいです。」
「『こんにちは』と挨拶すると、『ご苦労さま。そこのお寺の方ですか?』
と挨拶を返していただいたのが、とても嬉しかったです。」
最後に、岩田上人より「掃除は下座行にも通じます。
下座行は堪忍の基でもあります。掃除をさせて頂くという気持ちが大切です。
今日はそれを学ぶ良い機会だったと思いますので、これからも法音寺の一員と
して周囲を美しくするという気持ちを忘れずに精進していただきたいと思います」と
締めくくっていただきました。来年はもっとたくさんの方に参加いただけることを
願いながら、午後1時過ぎに散会いたしました。
通 信 員